【2024年】持ち家と賃貸を徹底比較!おすすめの価格検討方法や、どちらが向いているか判断する方法も紹介

持ち家か賃貸かイメージイラスト

家を選ぶ時に、持ち家か賃貸か比較をする議論はいつの時代もあるものです。

それぞれにメリット、デメリットがあるからこそ、住宅を選ぶ際の悩みにもなります。

この記事では、それぞれの特徴と合わせて「どちらが自分に向いているのか」を判断する基準を解説します。

持ち家の特徴

持ち家イメージ

持ち家とは、自分で所有している家のことです。

戸建ての場合、注文住宅や建売住宅を購入します。

マンションの場合、新築または中古で購入することになります。

持ち家のメリット

【設備/環境面】

●購入方法によっては、間取り、内装、設備などを自分の好みに合わせてカスタマイズでき、交換やリフォームが自由にできる。

●部屋数が多い物件が賃貸に比べて充実している。

【金銭面】

●将来的な資産形成につながる。

●退職までにローンを完済すれば老後の住居費の負担が軽くなる。

●生涯コストが賃貸より安くなる場合が多い。

持ち家の大きなメリットと言われるのは、老後を見据えた資産形成になることと、生涯コストが賃貸より安くなる場合が多いことです。

住むエリアや価格レベルにもよりますが、一般的な4人家族を想定する場合、その差は1,000万円近くになるという試算もあります。

持ち家のデメリット

【設備/環境面】

●賃貸に比べて、引っ越しのハードルが高い。

【金銭面】

●頭金や諸費用などの初期投資が高い。

●維持費がかかる。
(戸建ては将来を見据えて維持費を貯金する必要があり、マンションは修繕積立金、管理費、駐車場代が恒常的にかかる)

●固定資産税や都市計画税がかかる。

●途中で住居費を下げることができない。

●売却の際に、条件によっては時間がかかる可能性がある。

持ち家は、一度購入してしまうと環境を変えることが難しくなります。

万が一、転居をしなくてはならなくなった場合や年収が下がって月々のローンを支払うのが苦しくなった場合に対処が賃貸より難しくなります。

また、購入にあたり最初にまとまったお金を準備する必要があることも、若い世代にはハードルが高いことがあるかもしれません。

賃貸の特徴

賃貸イメージ

賃貸とは、オーナーに家賃を払って借りている住宅のことです。

賃貸のメリット

【設備/環境面】

●引っ越しが容易で、仕事の都合や生活スタイルの変化に合わせて場所を変えることができる。

【金銭面】

●頭金や諸費用などの初期投資がそこまで高くない。

●維持費がかからない。
(設備の交換や修理費用の負担がない)

●固定資産税や都市計画税がかからない。

●年収の変化に合わせて住居費を上げたり下げたりできる。

賃貸のメリットは、一言でいうなら「柔軟性」です。

好きなタイミングで転居が可能ですし、その時の自身の収入に合わせて家賃を選ぶことができます。

また、家賃以外の維持費がかからないことも身軽です。

賃貸のデメリット

【設備/環境面】

●大家や管理会社の制約に従う必要があり、自由度が持ち家に比べて低い。内装や間取り、設備などが自分で決められない。

●高齢になった際に身元保証人の準備が難しく契約を更新できないことがある。

【金銭面】

●生涯にわたって家賃の支払いが続く。

●更新月などに、家賃の支払いが増えることがある。

●住まいにおける将来の資産形成を行うことが難しい。

賃貸住宅はあくまで「借り物」ですので、自身の資産にはなりません。

「借り物」である以上、レンタル元の制約に従う必要があり、自由度は低いです。

また、老後も毎月賃料を支払い続ける必要があるのは、状況によっては大きな負担になるかもしれません。

購入の際には「200倍の法則」を使って価格検討をするのもオススメ

「200倍の法則」とは、不動産の価格を、賃貸で住んだ場合と比較して、購入した方がお得かどうかを判断するものです。

購入価格が家賃の「200倍以内」であれば、その物件は「購入したほうがお得」となり、「200倍以上」であれば、「借りたほうがお得」ということになります。

例えば、4,500万円のマンションの購入を検討すると想定しましょう。

このマンションの家賃相場が20万円だとした場合、
20万円×200倍=4,000万円なので、「4,500万円という価格は少し高い」と考えることができます。

新築の場合は「300倍の法則」に引き上げて考えましょう。

仮に上の例をそのまま当てはめる場合、
20万円×300倍=6,000万円なので、「4,500万円という価格はかなり安い」と考えることができます。
(極端な例なので、このように大きな差が出ることはほぼありません)

持ち家と賃貸のどちらが向いているか判断する方法

持ち家と賃貸、自分にはどちらが向いているのか、見分ける基準を見ていきましょう。

「老後の生活まで考えたい人」は、持ち家が向いている

持ち家は好きなタイミングでリフォームをしたり、子どもに資産として残したりすることも出来ます。

一方で、購入には大きなお金がかかるので、然るべき時までに支払いを終えることができなければ、生活を圧迫してしまうかもしれません。

収入が安定していて、退職までに住宅ローンが完済できる見込みがあるということがポイントになります。

支払いが終わってしまえば、老後に安定した生活を送ることができます。

これらのことから、収入が安定していて、老後の生活にゆとりを持たせたいと考えている方には、持ち家を購入することをオススメします。

「現在の快適さを重視したい人」は、賃貸が向いている

賃貸住宅は、まとまった初期費用がなくても自分の好きな物件で暮らすことができます。

つまり、余ったお金は他に回すことが出来るということです。

特に都会などでは、立地の良いエリアの持ち家を購入する場合に出費が高額になりがちですが、賃貸であれば、比較的敷居が低く暮らすことができます。

また、ローン=借金ですので、大きな借金を背負わずに暮らしていけるというのもポイントになります。

柔軟に住環境を変えたいと思っている方、現在の快適さを優先したい方には、賃貸をオススメします。

まとめ

持ち家と賃貸は、一概にどちらが優れているとは言えません。

経済状況や目的などを踏まえて、どちらが向いているか判断することが大切です。

ご自身の将来を見据えて、自分に合った選択ができるようにしましょう。

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