代表理事ご挨拶

うまく活用することで暮らしが激変することもある、日本の高度な公的サービス

進む円安と止まらない物価高の中、日を追うごとに支出の増加を肌で感じ、日本の住みづらさを感じる人が増えています。

しかしながら、海外から見ると、日本の社会福祉や行政の仕組みは、実は非常に高度な制度に発展しています。ところが、そうした制度を私たち日本人はあまり知る機会もなく、いつしか他人事と捉えてしまいがちです。

そして、年齢を重ねると、親の介護による金銭的負担などが重くのしかかり、介護のために離職や転職を考えざるを得ない人が多いのが現状です。それは、ほとんどの人が公的な制度をしっかりと理解し、必要な状況下で活用できる税務知識を持ち合わせていないからです。

『情報弱者をなくしたい』という思いから設立を決意

新型コロナウィルスの流行で働き方にも大きな意識変革がありました。在宅ワークやリモートワーク、フルフレックス、週休 3 日制など多くの企業で多様な働き方が導入され始めています。現在の有効求人倍率は 1.3 倍程度を推移しており、雇用情勢は売り手市場となっています。

優秀な人材が流出する恐れもあり、より良い環境や条件が求められるようになっていますが、世の中の変化に追いつかず、ただ流されていく企業をたくさん目にしてきました。私は、そのような状況を少しでも改善したいと考え、多種多様な情報提供を行うプラットフォームとして、当協会の設立を決めました。

会社と従業員は切り離せない。どちらの暮らしも支えるドクターライフ協会

ドクターライフ協会のサービスは、多くの企業様に、従業員様の暮らしを豊かにするための福利厚生サービスの一環として導入していただくことで、家族環境や介護状況などが異なる様々な従業員様の困りごとにも、公的サービス活用の提案や情報提供という面で寄り添うことができます。

また、当協会では、他業種の企業様間の情報交換や意見交換を行うことも可能です。ウェブ社会が広がる現代ですが、バーチャルやオンラインではなく、現実世界での横の繋がりは、どの時代においてもビジネスでの主軸であると考えます。

ドクターライフ協会が、従業員様の不必要な介護離職や転職の防止のほか、事業に必要な情報収集、情報発信や企業アピールの場としても活用していただけることを期待しています。

そして、皆様の暮らしやビジネスライフの専門医として、近くにいると安心できる町医者のような存在でありたいと願っています。