大人になった時に賢く資産運用をできるようになるためには、子どもの頃からの金融教育が重要となります。
この記事では、子どものうちから金融教育が必要な理由を解説し、子どもがお金について学ぶのにおすすめのツールであるサイト、ゲーム、アプリを紹介していきます。
子どものうちから金融教育が必要な理由
子どものうちから金融や投資について学ぶべき最たる理由は、「将来の経済的自立に不可欠だから」ということです。
お金の管理や投資の基本を理解することで、無駄遣いや借金を避け、計画的に資産を増やす力が身につきます。
また、社会の仕組みを知ることで、税金や物価、経済の変動を意識し、賢い選択ができるようになります。
早いうちから金融リテラシーを高めることで、大人になったときの選択肢を広げることが可能になります。
義務教育では深く学ぶことのない内容であるため、家庭での教育が大きく影響してくることを考慮しておきましょう。
子どもにおすすめ「お金を学べる」サイト
お金のことについて学べるおすすめのサイトを紹介します。
まずはここから見て、基礎的なことを学ぶところから始めましょう。
にちぎんキッズ
にちぎんキッズは、日本銀行による、子どもが分かりやすくお金について学ぶためのサイトです。
「そもそもお金って何なんだろう?」
「お金はどれくらい大切なものなの?」
などの、お金の基礎となる部分から
「インフレって何?」
など、現代を象徴する事項まで分かりやすく解説しています。
マンガを活用しているため、入り込みやすいつくりになっています。
カネールのKINYOUランド
カネールのKINYOUランドは、金融庁による、金融知識を学ぶためのサイトです。
クイズ形式となっており、次も見てみよう、もう一度チャレンジしよう、などと子どもの取り組む意欲が駆り立てられるよう工夫されています。
クイズの回答には詳細な解説ついているため、大人も一緒に見てみると勉強になることもあります。
両学長 リベラルアーツ大学(YouTube)
両学長 リベラルアーツ大学は、幅広い年齢を対象に金融教育を行っているYouTube動画です。
お金の基礎から投資まで、様々な動画があります。子どもにはマンガ形式になっているものを見せると入りやすいでしょう。
時間がある時にちょこちょこ見ることができるのがメリットです。
子どもにおすすめ「お金を学べる」ゲーム
サイトを見てある程度の知識がついたら、ゲームで遊びながら学ぶのもいいでしょう。
お金のことについて学べるおすすめのゲームを紹介します。
人生ゲーム
人生ゲームは、有名なすごろくのボードゲームです。
このゲームではいかにお金を稼いでいくかということも目的のひとつになっているため、遊びながらお金を習得する方法、時には借金についても学ぶことができます。
モノポリー
モノポリーは、投資や不動産売買をしながら資産を増やすゲームです。
土地を購入して不動産を売買することで資産を増やしていくトレーディングゲームですが、小さな子でも楽しめるモノポリージュニアなども販売されています。
大人が教えながら一緒に楽しむのがおすすめです。
あつまれどうぶつの森
あつまれ どうぶつの森は、switchなどで遊べるゲームです。
基本的には無人島を自分の好きなようにカスタマイズしていくゲームですが、その中の「カブ」が投資の勉強につながります。
「カブ」は1週間以内にベストなタイミングを見計らって売却する必要があり、投資の基礎を楽しく体験することができます。
子どもにおすすめ「お金を学べる」アプリ
子どもがスマホやタブレットを持っている場合、アプリを使って学ぶこともおすすめです。
お金のことについて学べるおすすめのアプリを紹介します。
ハロまね
ハロまねは、三井住友カードによる、子ども向けのお小遣い帳アプリです。
基本的にはおこづかい帳としての利用がメインとなるのですが、アプリ内の仮想銀行「ハロまね銀行」がお金の勉強に役立ちます。
保護者が銀行役となり、預かったお金を「引き出し申請」があるまで預金として管理します。
金利を設定することができるため、資産運用の第一歩、「預金して利息を得る」ということを体験できます。
株たす
株たすは、デモトレードアプリのひとつです。
お金をかけずに、子どもに投資を体験をさせることが可能です。
日本株、米国株7,000以上の銘柄から好きな株を選ぶことができ、リアルなデモ取引体験を行うことができます。
お小遣い管理ができるようになった子の次のステップとしておすすめです。
PayPay証券アプリ
デモトレードに慣れてきたら、実際にお小遣いを使って少額の投資をしてみることをおすすめします。
PayPay証券では、1,000円から定額購入ができるのが特徴です。
大企業の株を1,000円から定額購入できるので、知っている企業の動向を興味をもって見守る体験ができます。
株価が上がっても下がっても、自分が購入したものの相場が上下することを体験することは、大人になってから適切な投資をしていく上で必要な経験となります。
まとめ
子どもが小さいうちから過程で金融教育を行っていくことは、将来適切な資産運用をできるようになるために重要なことです。
物価の上昇が続く昨今では、預金しているだけでは資産の価値は目減りしていく一方です。
上手なお金の付き合い方を子どものうちから学んでいくようにしましょう。