6月1日より楽天モバイルは「Rakuten最強プラン」の導入をスタートしました。 事実上、安い料金で回線が使い放題というところが「最強」と言われています。
ここでは読者の皆さまがより良い選択をできるように、「Rakuten最強プラン」を選ぶメリットとデメリットを解説していきます。
月額料金は変わらないままで、パートナー回線使用時の5GB制限が撤廃に
楽天モバイル「Rakuten最強プラン」の内容を見ていきましょう。
月額料金はそのままで、今まで上限があったパートナー回線の利用が無制限になったということが大きなポイントとして挙げられます。
パートナー回線エリアにお住まいの方やエリアをまたいで移動をする方は、上限を気にすることなく通信を行うことができるようになるので得られる恩恵が大きくなります。
パートナー回線の使用により人口カバー率が99.9%に
楽天モバイルは自社の回線「楽天回線」を持っていますが、それだけでは電波が届く地域が大幅に限られてしまうのが現状です。
そこで、他社から借りた「パートナー回線」を使うことで電波が届かない地域をカバーしているのです。
パートナー回線は、auのプラチナバンドを使用しています。
楽天回線とパートナー回線を合わせると、人口カバー率が99.9%となり、競合他社との差はほとんどありません。全国どのエリアでも、基本的に利用することが可能です。
専用アプリを使用することで通話が無料に
「RakutenLink」という専用アプリを使用することで、通話が無料になることもメリットです。
利用している電話番号をそのまま使えて、相手が携帯電話だけでなく固定電話の場合でも無料になります。通話中にデータ利用料もかかりません。
ただし、(0180)(0570)などから始まる他社接続サービス、一部特番(188)への通話については、無料通話の対象外となります。
また、iPad、iPod touchには対応していません。
その他のメリット
「Rakuten最強プラン」を契約していると、楽天ポイントが溜まりやすくなるのもメリットです。
契約しているだけでポイントが常時2~3倍になるので、楽天でよく買い物をする方には大きなメリットとなります。
また、楽天モバイルの乗り換え登録時の事務手数料が無料であること、海外でも2GBまでは無料で使えるということもメリットとして挙げられます。
他社との料金の比較
大手競合3社との料金を比較すると以下のようになります。
条件が同じでも金額に大きな差があることが分かります。半額に近い料金で利用できることは大きなメリットと言えるでしょう。
「Rakuten最強プラン」のデメリット2点
安く無制限に利用できる「Rakuten最強プラン」ですが、デメリットもあると言われているのが事実です。よく挙げられる2点を紹介します。
①場所によって繋がりにくいことがある
楽天モバイルの回線は、大手キャリアが使用しているプラチナバンドの電波を割り当てられていないので、ローバンドと呼ばれる電波を使っています。
ローバンドの電波は、プラチナバンドの電波と比較すると障害物に弱く遠くに飛ぶ力も弱いため、電波が悪く繋がりにくくなってしまうことがあります。
②スマホのバッテリーが減りやすいという声もある
また、エリアの境目では楽天モバイル回線とau回線の切り替わりが行われるため、スマホが電波をキャッチしようと働きます。
回線を行ったり来たりで電波を探しに行くためか、スマホのバッテリーが減りやすいという声も上がっているようです。
今後自社の基地局を増やして問題を解消していく動きはあるようですが、現状このようなデメリットが挙げられています。
まとめ
データ通信の上限を気にすることなく、他社より安くスマホを使えるのは大きなメリットです。
通信速度にこだわらない楽天ユーザーの方にもメリットがあると考えられます。
スマホの料金を安くしたい方は、お住まいのエリアの回線の状況を確認し、ぜひ乗り換えを検討してみてください!