2023年6月現在、レギュラーガソリンの全国平均は、162.0円となりました。ここ1年は常に160円台をキープしている状態です。
3年前の平均価格がおよそ122円だったことを考えると、ガソリン価格が高騰し、その水準が続いていることが分かります。
ガソリン代を節約するには、ガソリンを入手する価格をなるべく安くし、なおかつ車の燃費を悪化させないようにすることが重要になります。
ガソリンを購入する際の節約や、車を運転する上での節約など、できることを見ていきましょう。
ガソリンスタンドを最安値で利用する方法
ガソリン価格はスタンドによって設定が異なります。
安くて通いやすいスタンドを見つけ、お得に購入できるように気を配りましょう。
会員割引を積極的に利用する
ガソリンスタンドでは「会員特別価格」という価格表示がされているのをよく目にします。
会員になることで特別価格が適用されるようになり、非会員よりも1リットル当たり1~2円ほど単価を安くすることができます。
また、そのガソリンスタンドの系列会社が発行しているクレジットカードやプリペイドカードを利用することで、さらに単価を下げることもできます。
ポイントバックやキャッシュバックにより、実質的に3~8円ほど安くできます。
ガソリンをカード払いにすることで決済手続きも早く行うことができるので、よく行くスタンドのクレジットカードを作ることはオススメです。
●ガソリンスタンド大手3社のクレジットカード情報
- ENEOS 公式サイト「ENEOSカード(C・P・S)」
- コスモ石油 公式サイト「コスモ・ザ・カードお客様サイト」
- 出光興産 公式サイト「出光のカード・決済サービス」
契約条件によっては年会費が発生する場合もありますので、該当するクレジットカードの条件を事前に確認しておきましょう。
セルフスタンドを利用する
セルフスタンドの設立も大幅に進み、現在ではスタンドの40%弱がセルフスタンドとなっています。
セルフスタンドの方がフルサービスのガソリンスタンドよりも1リットル2~5円程度価格が安くなる傾向にあります。
利用されている方も多いと思いますが、まだ使ったことがないという方はぜひ利用してみて下さい。慣れれば操作も簡単に行うことができます。
車の燃費を悪化させない方法
車の燃費が悪くならないように、2つの角度から注意すべき点があります。
車のメンテナンスを怠らない
車のメンテナンスにおいて、燃費に大きく影響するのは以下の2点です。
①タイヤの空気圧を適正にする
タイヤの空気圧が不足すると、たわみにより抵抗が大きくなり燃費が悪くなってしまいます。
一般財団法人省エネルギーセンターによると、空気圧が50kPa不足している場合、市街地で2.5%、郊外で4.3%、高速道路で4.8%燃費が悪化するというデータもあります。
タイヤの空気圧は自然と低下していきますので、定期的に点検して適正な空気圧に保つよう心掛けるといいでしょう。
②エンジンオイルを適切な時期に交換する
エンジンを動かす度に、エンジンオイルは汚れていきます。
エンジンオイルが汚れていると車の動きが悪くなってしまい、車を動かすのに必要以上の燃料が必要となるので燃費が悪化してします。
エンジンオイルは一般的に走行1万5000kmごと、または1年ごとに交換するのが良いとされています。(車種により異なりますので目安とお考え下さい。)
適切な時期にエンジンオイルを交換することも結果としてガソリン代の節約に繋がります。
燃費が悪くなる運転操作をしない
車を運転するときに以下の点に気を付けることで、余計なガソリンの消費を防ぐことができます。
①アクセルを急に踏んだり、深く踏み続けないようにする
急発進、急加速は一度にたくさんの力が必要になるので、ガソリンも多く消費することになります。
安全面から考えても、「アクセルを踏むときはゆっくり」を意識するようにしましょう。
②アイドリングする時間を減らす
車が動いていなくても、エンジンがかかっていればその間ガソリンは減り続けます。
アイドリングを10分するだけで130ccのガソリンを消費すると言われています。 駐停車時はエンジンを止めるよう心がけましょう。
また、渋滞にはまると結果アイドリングをする時間が増えることになるので、あらかじめ渋滞を避ける工夫をすることもガソリンの節約になります。
まとめ
ガソリンを購入するとき、運転するとき、それぞれ少し節約を意識した行動をとるだけでガソリン代を抑えることができます。
無駄なエネルギーを使わないことはエコにも繋がります。ささいなことでも積み重ねていけば、大きな差が出てきます。
できることから実践して、ガソリン代を上手に節約していきましょう。