【2024年版】安定資産「金」で資産形成|金投資の方法とメリット・デメリットについて解説

金投資

資産形成を行っていく中で、いつの時代も注目され続けているのは、どのような情勢の時でも一定の価値を保有する「金」に対する投資です。

この記事では、金投資の種類、メリット・デメリット・金投資がどのような人に向いているかについて解説していきます。

金投資の種類

金投資とは、貴金属の金(ゴールド)に投資する方法です。金投資には、主に以下の3種類が挙げられます。

現物購入

最も分かりやすい金投資の方法は、バー状の金塊(インゴット)やコインなど、金を物理的に購入する方法です。

特にコインはペンダントトップとして販売されるなど購入しやすく、面倒な手続きも必要ないため、手軽に金投資をすることができます。

購入の際には偽物を掴まされないよう、信頼できる店を選ぶなどの注意が必要です。

純金積立

純金積立は、毎月決まった額の金を継続して購入する方法です。

毎月1000円程度から少額投資が可能なので、手元にまとまった現金がなくても投資を行うことができます。

地金商や証券会社で純金積立の口座を開設することになりますが、購入売却時の手数料、年会費、保管料などが必要になる場合もあるので事前に確認することをおすすめします。

投資信託・ETF(上場投資信託)

現物を購入せずに、金価格に連動する投資信託やETFを利用することも金投資の手法のひとつです。

投資信託は証券会社や銀行などの投資信託口座で購入でき、ETFは証券会社の証券口座で取引できます。

主に金先物への投資になるため、金の現物と交換することはできません(例外もあります)。

少額で投資できることが魅力ですが、純金積立同様、手数料がどれくらいかかるのかについては注意が必要です。

また、金先物に直接投資をすることも可能ですが、先物取引にはレバレッジが効くため、高騰が期待できる反面、暴落の恐れもあります。事前に十分な検討をすることをおすすめします。

金投資のメリット

金投資を行うメリットについて記載します。

有事に備えられる

「有事の金」とも言われるほど、金には一定の価値が保証されています。

例えば、株式の場合は企業が倒産すれば価値は0円になってしまいますが、金にはそのようなリスクはありません。

また、物質である金には埋蔵量に上限があり、今後金の量が大幅に増加することはないため、需要と供給の観点から価値が落ちるということも考えにくいです。

インフレにも強い

インフレが進むと、現金の価値は減少してしまいます。

しかし、一定の価値が保証されている金は、インフレ時には価格が上昇する傾向にあります。

インフレ時は預貯金は資産的価値が下がってしまいますが、金投資をしていればインフレの影響を抑えることができます。

換金しやすい

金は必要に応じて貴金属店や地金商などですぐに現金化できるため、有事の際など急に現金が必要になった時にも安心です。

一方で、金と同じ現物資産である不動産は流動性が低いため、現金化するまでに時間がかかります。

金には国内外どちらでも一定の価値があるため、国を問わずスムーズに換金できるのもメリットです。

金投資のデメリット

金投資を行うデメリットについて記載します。

利息や配当を得ることができない

預金や株式とは違い、利息や配当金が生まれるものではありませんので、金を保有していてもインカムゲインは期待できません

投資信託・ETFも同様で、配当金や分配金がないものが主流です。

手数料が高い

先述のとおり、積立や投資信託の金投資にはさまざまな手数料がかかります。

投資信託では、通常のものより手数料が高めに設定されていることが多いので、長期で見た際の利回りが下がらないか注意が必要です。

現物購入の場合でも、小分けに購入すると手数料がかかるのが一般的です(ただし500gや1kgなどまとまった量の金を購入する際は手数料がかからない傾向にあります)。

現物保管は管理の手間がかかる

金の現物を購入する場合、盗難や紛失のリスクを避けるために、安全な保管についても検討する必要があります。

小額であれば小さめの金庫等で自宅保管もありですが、投資としてある程度の量を保管する場合、セキュリティや災害にも万全な銀行の貸金庫を利用することが多いです。

しかし、銀行の貸金庫を借りるにはコストがかかります。半年契約で1〜2万円程度が目安となります。

金投資はどのような人に向いているか

メリット・デメリットを踏まえた上で、金投資がどのような人に向いているのかについて解説します。

●現物購入の場合、資金に余裕がある人

現物購入にはある程度の予算が必要です。1g程度でも数万円が必要になる場合もあります。

●長期保有に抵抗がない人

金はその性質上、短期での値上がりは期待できないので、短期で買って売ってを繰り返したい人には向きません。

●分散投資をしたい人

既存の投資に組み込むことで、リスクを分散することができます。

まとめ

金投資には現物の購入、積立、投資信託などのさまざまな方法があります。

安定資産である金を保有することはメリットでもありますが、手数料や保管の手間がかかるなどデメリットもあります。

金投資は、長期保有に抵抗がなく、分散投資を行いたい方などにおすすめの投資方法です。

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