他者の痛みを知る!生理痛シミュレーター「ピリオノイド」

おはようございます、夏井です。

みなさんは、ピリオノイドという言葉を聞いたことがありますか?

これは生理痛体験器という装置で、女性の生理痛を疑似体験できるものです。

私は男三人兄弟だったため、子供の頃に生理について学ぶ機会はほとんどありませんでした。彼女ができて初めて仕組みを知ったという感じで、これは多くの男性に共通することではないでしょうか。

かつて生理はタブー視されており、今のように生理用品のCMが分かりやすく流れることもありませんでした。男性にとって、生理は毎月訪れ、休暇が設けられるほどのものであり、奥さんや彼女のイライラの理由も分からない、理不尽に感じることが多い現象でした。

一体どんな状態か、気になるけど分からない。

生理は個人差が大きく、我々男性には一生起こらない現象であるため、簡単に想像することしかできません。

この装置はEMS(低周波)を利用し、電極シートを腹部に貼って、段階的に生理時の腹痛を体験できるものです。あくまで腹痛のみの再現ですが、他人と痛みを共有できる点が興味深い装置です。

生理痛の感じ方は人それぞれで、ほとんど痛みがない人もいれば、動けないほど重い人もいます。この装置では平均的な痛みを再現し、強・中・弱の段階で体験できるため、自分の痛みの程度も分かります。

以前、芸人の千原ジュニアがYouTubeで体験した動画を見て興味を持ちました。

結果は予想通り。

男性はこの痛みに耐えられない、というものでした。瞬間ならともかく、数日間続くとなると到底想像を超える状況です。男性は軽い頭痛や腹痛でも動けなくなるほど、内面の痛みに弱いのです。

女性が痛みに強い理由、それは「毎月の訓練」ではないでしょうか。

男は大げさに感じがちですよね。この装置を体験すれば、女性に優しくなれ、生理休暇の意義も理解できるでしょう。

女性の社会進出を考える上で、この装置は非常に有効だと思います。高校生の必須科目にしてもいいほど。

ただ、私はまだこの装置を体験できていません。置いている場所が少なく、見かける機会がないのです。

10人以上の団体なら企業への依頼が可能だそうで、1人1100円ほどで体験できるとのことです。

女性のつらさを知りたい方、他人の痛みを理解したい方、自分の痛みを知りたい方。もし見かけたら、ぜひ体験してみてください。体験すると世界観が変わるかもしれません。

「他者の痛みを理解することは難しく、自分の痛みを伝えることも難しい」

これは開発者のキャッチコピーですが、その通りだと思います。奥さんと一緒に体験すると、関係も変わるかも?

それでは~。

この記事の執筆者

アバター画像

ドクターライフ協会 編集部

ウェブビジネスサポートやコンテンツ配信の傍ら、会員企業にインタビューを行っております。
様々な業種の企業会員との交流を活かし、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!