あなたはいつも何に期待していますか?

おはようございます、夏井です。

突然ですが、あなたはいつも何に期待していますか? 家族や友達、自分の国や会社、降って湧いたような僥倖だったりしませんか?

私は、いろんな事に対しての期待値は少し低めの設定をしているタイプでして、最低限約束さえもらえていればほぼOKだったりします。最低限の約束というのは、例えば私の従業員に対して言えば、「時間を守る、約束を守る、悪さをしない」などという、あまりにも当たり前のレベルの話のようで、実はできていない人がたくさんいるような約束事です。

もともと人材派遣会社をやっていた関係で、とにかく今日時間に来てくれること、問題を起こさず、つつがなく仕事をこなしてくれること、ということに対しては非常に敏感です。しかしながら、仕事の出来具合についてはそれほど期待値が高くないです。

もちろん、出来るに越したことはないのですが、最低限の約束事が出来たら、それ以上はもう私にとっては半分おまけみたいなイメージなのです。

この最低限の約束事のレベルを上げるため、いい仕組やアイデアを考えるとか、ロイヤリティーを上げるとか、なんとか皆が上がる方法を考えて、それを実行してもらうのが私の仕事です。

この仕組みやアイデアが間違っていたり、私に対するロイヤリティーが低かったり、そもそも伝わってなかったりすると、ビジネスは失敗することが多いのですが、これはもう完全に私の失敗で、しかもその部下を選んだのも私ですから、責任はほぼ私にあるわけです。そして仕事がうまくいったら、私のやり方をうまく実行してくれた人たちが頑張ってくれたおかげだと思っています。

この「うまくいったら部下(他人)のおかげ、失敗したら社長(私)のせい」という考え方が大学時代に起業した頃から身にしみているらしく、よほどの問題が起きない限り、ストレスを感じずにすんでいます。やはり人は、もっと出来るという人に対して怒ったり説教したり、そして期待してしまうものです。

ちょっとずるいかもしれませんが、怒ったり期待したりということは、心の中だけで抑えておく方が得です。ちょうどよく怒るとか、ちょうどよく期待するというのは難しいです。

自分の子供とかにも、過度な期待をしていませんか? そして、奥さんや旦那さんにも。

自分の期待通りになる人など、あんまりいないものです。そもそも自分自身を振り返ればそんなもんです。誰かの期待に応えたいという気持ちは持っているものの、それは時に重く、時に的外れで、本当に自分がしたいことでないこともたくさんあります。家族は自分の所有物ではありません。

でも、なぜか自分の理想に近づけるため、良かれと思っていろんなことをしたり、言ったりします。できないことはできない(自分が言われたりされたら分かる)のに、他人にはお節介してしまうのです。この辺をある程度諦めた方が、人生幸せになれると私は思っています。

「何に期待してますか?」と冒頭で書きましたが、実は先日見た映画で、私が普段話していることとほぼ同じようなことを言っていたので、今回のテーマにさせてもらいました。

「もしも徳川家康が総理大臣になったら」という映画です。これは、娘に買ってあげた本が映画化されたので、娘に誘われて見に行ったのですが、原作と映画は少し内容が違いました。

その中で、坂本龍馬が言う言葉がこれでした。

「自分に期待しろ」

そうなんです。他の誰でもなく、そして天から降ってきたような幸運でもなく、自分に期待するべきなのです。

私も最後は自分に期待しています。そのために、自分で何かを考えて、何かを出来るように準備しています。なかなか期待通りにはなりませんが、その過程自体がなかなか面白いものです。おかげで人生がなかなか楽しく、幸せに生きることが出来ています。

もちろん、いろんな人に迷惑をかけたり、期待に応えられなかったりしますが、基本、期待する側ではなく、される側の方が楽しいです。

皆さんももっと自分に期待したらいいです。自分には才能がない、時間がない、お金がない、運がないとか、出来ない理由ばかり言うのではなく、手を替え品を替え、出来る方法を探してやるべきです。

運が悪い人というのは、運が悪いと自分が思っている人とよく言われていますが、全くその通りです。運をつかむ練習もしていません。もっと自分に期待して、自分に投資しましょう。

最後に、この映画の中で偉人たちがいいことをたくさん言っていたのですが、「トップの仕事は、決断と責任」と言っていたのが、ぐっときました。このことから逃げている人たちがいかに多いことか。

責任を取りたくないから、曖昧な決断しか出来ない政治家や官僚の多いことよ・・・

ちなみに映画の偉人たちは全部AIで作成されたものです。近い将来、AIが医者や裁判官代わりになるとは思っていましたが、政治家もこの方がよかったら、一体我々は自分たちで何を決められるんでしょうね。

よかったら映画を見るか、原作を読んでみてくださーい。

それでは~。

この記事の執筆者

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ドクターライフ協会 編集部

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