ドクターライフ協会 編集部 こんばんは、夏井です。
やってきましたタイランド！と言っても、私はタイで会社をやってすでに25年くらい経つので、帰ってきたという方がしっくりきます。円安物価高で、海外に行くのは厳しいという話が世間を賑わせていますが、今回私がタイで感じていることを少しお話しします。
今の日本には、コロナ前くらいの観光客が来るようになったということで、空港や空港に向かう交通機関はどこも大混雑です。私は今回、タイ行きのフライトの時間の関係で、朝6時過ぎのリムジンバスに乗るべく、かなりの早起きをして神戸三宮のバス乗り場に6時前に到着しました。
すでに関空行きのバスが停まっており、すぐ乗り込もうとしたのですが、なぜかそこに10人くらいの行列が。バスの中はそれほど埋まっていないのに、なぜ乗り込めないのかと思っていると、途中で寄るホテルから乗る客で予約が一杯だというのです。
ちなみにこのバスは、予約不可のバスなのですが、このホテルから乗る客だけ予約が出来るそうです。結果、タイに行く薄手のコートしか着ていない私はそれから約30分、寒空でバスを待つ人となりました。
そうこうしているうちに、バス停には長蛇の列。次のバスが出る頃には、バス3台分くらいの人が並んでいました。1時間に3本出るので、一歩間違えたら1時間遅れのバスに乗り込む羽目になるところでした。その後聞いた話ですが、大阪駅から出るバスは1時間半待ちだったそうです。次回からバスで行くのはやめようと思った次第です。
しかも、幸い予定よりは空港に早く到着し、チェックイン済だった私はすぐチェックインを終えました。前回は1時間近く待たされた出国前の手荷物検査も、なぜかすぐに通過することができ、ついているわ～と思いながら出国したところで、いつもと違うルートを歩かされました。工事中だった関空の国際線ターミナルでしたが、工事がある程度完了したらしく、導線が変わっていたのです。
そして、レストランが新しくできているのを見て、何か食べようと思って歩き始めたのですが･･･ おすすめラーメンが「3,000円」と書いてありました。安いラーメンでも2,000円です。とうとうニセコ価格が押し寄せてきたのかと思い店内を見ると、案の定日本人はいませんでした。
そしてその次に、おにぎりバーガー屋がありまして、軽いファストフードのような店構えにもかかわらず、神戸牛の入ったものが5,500円でした。海外では少し見慣れていますが、まさか日本の空港でそれを見る日が来るとは！
こうして結局、FamilyMartでおいなりさんを買って食べた私は、バンコクに到着して空港のタクシーがEVに変わっていることを知りました。つまり、日本車はないということです。ここタイは、国産車と行ったら日本車というくらい日本よりも日本車が走っていた国なんですが、そこに中華EVが幅をきかせ始めてきたのをまじまじと実感しました。
もはやバンコクは東京よりも物価の高い街となってしまいました。日本食レストランはタイ人のお客さんの方が多く、そこでオーダーしているものは、タイ人の方がお高いものばかりです。日本人はあまりお客さまとしては見てもらえなくなっています。
「いかに日本人以外から収益を上げるか」と15年以上前から考え、色々やってきたことが正しいと思い知らされました。ここ数年、コロナの影響で一気にそれが加速しました。なんとかこれからの数年で外国人相手の商売を軌道に乗せるべく奮闘したいと、ビジネスパートナーとも話が盛り上がりました。
ぜひ皆様にも、どんな形でもいいので、今の外国の状況を自分の目で見てみてもらいたいですね。そしてできれば、家族にもその様子を見せて、せめて家族だけでもこれから起きることに対する準備が出来るようにしてもらいたいです。
日本･･･住むには最高なんですが、このままではみんな奴隷になってしまいますよ。なんとかマインドを変えれば、まだまだ世界各国に日本は勝てますからね。
そんなことを考えながら飲み過ぎちゃった日曜日でした！
それでは～。