ジャイアンツファンから見た、岡田監督の采配と戦略

おはようございます、夏井です。

私は熱狂的ジャイアンツファンなんですが、現在プロ野球の監督をしている方で一番出来る監督は誰かと言われたら、岡田監督だと思っています。もちろん、新監督がどうなるかはわからないので、我らが慎之介監督が実はすごいのか、まったくダメなのかは、あと数ヶ月しないと分からないんですが、少なくとも去年の監督の中では岡田監督が一番ですね。

実際に優勝してしまっているので、当たり前と言えば当たり前なんですが、同じパリーグの覇者であるオリックスの中嶋監督は、何というか、恐ろしく人材育成がうまい感じで、岡田監督は人の使い方や戦略がうまい感じ。

我がジャイアンツは、このどちらもうまくいかなかった感じでした・・・

岡田監督の采配で目を引くのが、四球も査定対象にしたことだと言われています。私は逆に、四球はヒットよりも価値あるかもって思っていたので、これが査定に入っていないことが驚きでした。だって、投手からしたら、ポンとヒット打たれるよりも、何球も投げて、あげく自分が根負けして塁に出すのは嫌ですよね。あ、人によって違うとは思いますけど・・・

今は球数制限もあるので、余計に四球は困りますし、守っている方も何もしてないのにランナーが増えて、守っている時間ばかり長くなるし。大体、一流投手ってのはテンポがいいので、ボールを持ったらすぐ投げるくらいの方が、結果がいいことが多いです。

この他にも結局勝てばいいってのが前提にあるんですが、「ダメなものはダメ」っていうのが岡田監督のやり方にはあるみたいで、そもそも野球は3回に2回勝ったらダントツで優勝な訳ですから、サッカーと違って必ずどこかで負けるわけです。

私が監督だったら、こうするって思っていた話をついこないだ岡田監督が言っていたので、やはりこの人は面白いと再認識しました。

それでこのメルマガを書き始めたんですが、「稼ぎたかったら開幕投手はしない」って話なんです。一年のスタートを切る開幕戦で先発を飾ることは、エースと認められた人ができる栄誉な訳ですが、これをやってしまうと、もう大変なのです。

プロ野球は、基本3試合ずつ同じ相手と戦うわけですが、大体、

・火水木
・金土日 とやって、
・月曜がお休み

になり、今のトレンドだと一回先発すると6日休んでまた投げます。火曜日に投げたら、次も火曜日に投げることになります。この先何かない限り、ずっと同じ曜日に投げることになります。火曜と金曜は最初に勝って威勢をあげたいのもありますし、投手の順番があるので、ほぼ1・2番の投手が投げることになります。

つまりずっと相手もいい投手になるので、味方はあまり打てません。打てなければ、勝つのが難しくなるのは自明の理ですよね。

なので、私なら順番を変えて2戦目と3戦目にいいピッチャーを使って、そこで確実に勝つようにするのになぁと思っていました。これは、実はかなり昔から、思ったよりも結構勝っているピッチャーのローテーションを見ていて感じたことです。

そのチームのエースと言われている投手は負けないけど勝てなくて、勝ち星が伸び悩む中、3番手の投手は12勝くらいしている事が多いんです。この確率論みたいなのを年間通してしっかりやれれば、チームの勝率は上がるはず、と。まぁ、捨て試合を作るって話なんですけどね、監督的には。

ただ、それを監督自身が、開幕投手(名誉)より稼ぐ方がいいじゃん!と公言している姿に感銘を覚えた次第です。

そんな岡田監督の阪神のお膝元尼崎市に拠点を構える熱狂的ジャイアンツファンとして、今年こそは久しぶりに勝利の美酒を味あわせてもらうべく、今年も応援したいと思っています。

ちなみに私の期待のイチオシは西館と吉川です。特に西館は面白そうです。あまり見たことない投げ方しますんで。(投げるフォームがチョー速いんです)

それでは~。

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ドクターライフ協会 編集部

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