温帯から遠ざかる日本の気候、30年後は?

こんにちは、夏井です。

毎年毎年、「異常気象」「10年に一度」と言う言葉が飛び交っている今の日本の気候ですが、実際は日本に限らず世界中が異常気象真っ只中です。

でもよく考えたら、すでに30年前とはまるで気候が変わっているわけで、これはもう異常ではなくこれが正常なわけです。30年後を考えると、とても恐ろしくなります。2050年の夏は、なんと気温は47度にまで達すると言われています。それでも、ここ数年の異常気象を見ていると、それも非現実的な話ではないと感じています。

私が住んでいたタイと今の東京、もはや夏になるとほぼ違いがなくなってしまいました。温帯という呼び方をしていたと思いますが、今や日本は、少なくとも亜熱帯から熱帯に移行していると思います。

東京湾や多摩川には熱帯魚が生息し、花屋を飾る花は熱帯の花ばかり、少し前まで米を作るのに向いていなかった北海道が、今や日本で二番目のお米の産地なのが、今の日本です。ちょっと前まで地球はプチ氷河期だったと思うと、この違いは驚きですよね。

ただ、飢饉が起こるほど寒いのがいいのか、氷河が溶けて島が消えてしまうほど暑いのがいいのか、これはどちらがいいのか分かりません。

そういえば、今、台風6号が沖縄のあたりで不思議な動きをしていますよね。小走り程度のスピードで西に向かっていたかと思ったら突然Uターンをして、また東に戻り、これから北に向かうそうです。あまりのスピードの遅さに、沖縄は停電やら断水やらで大変なことになっています。

この台風の名前は「カーヌン」と付けられているそうです。

余談ですが、台風の名前は2000年以降、環太平洋地域の国々が出し合った140の名前が順番に使われているのをご存知ですか?

日本、ラオス、マカオ、マレーシア、ミクロネシア、フィリピン、韓国、タイ、米国、ベトナム、カンボジア、中国、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)、香港が、各々名前を持ち寄っています。日本からは「トカゲ」「クジラ」とか出ていますね。

ちなみに、「カーヌン」は日本語ではパラミツ、いわゆるジャックフルーツです。138番目の名前に当たるので、台風9号になると、また140個の名前のうちの1番目に戻ることになります。

ちなみに私は小学生時代、ラジオで天気概況を聞きながら天気図を書いていました。気象大学校も志望校の一つだったんです・・ まぁ子供の頃の夢ってことで。

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ドクターライフ協会 編集部

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